運営しているサイトの一つがドメイン更新の時期になったため、ついでにレンタルサーバーをロリポップからconohaWINGへ移転することにしました。
WordPress(ワードプレス)を使ったブログをSSL設定をして利用していたのですが、簡単にできると思って自分でサーバー移転をしたのですが、サイトが見えなくなるトラブルが発生したのでメモ書きしときます。
これからサーバー移転をする予定がある人は、わたしの失敗を参考にトラブルに合わないようにしてください。
conohaWINGの「wordpress簡単移行」ではSSL設定は引継げない
conohaWINGへ他社のレンタルサーバーからwordpressブログの移転をするなら、「wordpress簡単移行」をすれば簡単にできると思ってました。
だって、『簡単』って書いてありますから。
事実、「wordpress簡単移行」を使うことで、簡単にデータを移行することができました。
でも、データの移行まででSSL設定を引き継ぐことができません。
どういうことかというと、元サイトが『https://kamipen.com』だとしたら、「wordpress簡単移行」を使うと『https://kamipen.com』にデータをコピーするってことです。
元のサイトが『https://』で始まっているのに、移行先では『http://』。
sが付いてるか付いてないかだけですが、URLアドレスが違うので移行した直後にhttps://で始まるリンクがエラーになって表示されなくなってしまいます。
実際、わたしもネームサーバーの設定が終わるまでconohaWINGでSSL設定ができずにサイト表示ができない期間がありました。
SSL設定まで完全移行できるまでに2〜3日かかった
サイトが表示されなくなっても良いようにと真夜中の午前2時頃にconohaWINGに申し込んで、DNS(ドメインネームサーバー)を設定しました。
で、SSL設定をONにできるようになったのが14時30分頃。
ネームサーバーの設定が反映されないとこんな風にSSL設定をONにすることができません。
SSL設定が反映されて正常に表示されるまで2日程度かかりました。
この期間中は、前に使っていたサーバーのサイトが表示されたり、サイトが表示されなかったりと不安定な状態でした。
DNSの設定が反映されるまで最大72時間とか言われているので、それよりは短かったけどサイトが表示されない期間は売上もないので、実質的な損害はけっこうあるかも。
SSL設定後はサイト表示も問題なくできていますが、何のトラブルもなく簡単に終わると思っていただけにショックでしたね。
これからは自分でサイト移転するのは辞めといたほうが良いかも。
WordPressの移転でSSL問題を回避する方法
SSL問題を回避するには、他社サーバーから移転するときにSSL証明書をレンタルサーバーの無料SSLではなく、有料のSSL証明書を取得する方法があります。
この方法だと、SSL証明書を取得するのに費用がかかるけど、年間2000円程度なので業者にwordpress移行サービスを依頼するより安上がりになることがほとんど。
ただ、設定には専門知識がないとわけがわからないので、個人でやるのは難しいかも。
conohaWINGのライバルともいえるレンタルサーバーのXserverでは、他社サーバーからの移転時にSSL証明書を事前発行できるようになっているので、conohaWINGも近いうちに対応してくれることを期待してます。
まとめ
ロリポップからconohaWINGへWordpressブログの引越しましたが、SSL設定に悩まされました。
『wordpress簡単移行』だとSSLサイトはすんなり移行できないので要注意です。
もし、ブログを引越するときは有料のwordpress移行サービスに依頼するか、サイトが見えなくなるのを覚悟で自分でやるかですね。
そんなわけで、SSL設定しているWordpressサイトを引越すときは、ブログが見れなくならないように十分気を付けてくださいね。