日本アニメのような作風で横顔のバストアップショットのイラストが特徴的なNFTアートが「Azuki(アズキ)」です。
OpenSeaで多くのイラスト作品が出品されてて、現在(2022年11月)は最低でも11ETH(約250万円)で取引されるほどの人気になってます。
AzukiがどんなNFTなのかを詳しく紹介していきます。
個性的なアニメxストリート
Azuki NFTは「Chilu Labs(チルラボ)」というグループが2022年1月12日に公開した日本アニメとストリートを融合されたイラストで、NFTで定番となっているドット絵ではなく、クオリティの高いイラストで人気があります。
『Azuki』と名前にもなっているように小豆色が基本色として使われてます。
Azukiは名前からもわかるように日本のアニメを元にしていて、スケートボードやヘッドホン、ピアスなどのストリートファッションを組み合わせてデザインです。
背景やベースの色に小豆色が使われているのは、どこかアニメ『Akira』を想像させます。
NFT作品の中には、着物や刀などを身に付けているのでより日本をイメージしやすくなっていて、世界中の日本のアニメや漫画ファンから支持されたんでしょうね。
AzukiのNFTは顔や髪型、服装、アクセサリーなどの組み合わせで10,000作品が作られてたジェネレラティブNFTになります。
公式のホームページもかなりこだわっていて、すぐにでもアニメ化やゲーム化できそうです。
また、ツイッターなどのSNSのアイコンとして使われるPFP(Picture For Profile)と呼ばれるイラストに分類されていて、プロフィール画像として利用しやすくなっています。
現在のNFTではPFPが人気なので、それもAzukiが高額で取引される原因の一つになってます。
限定コミュニティ「The Garden」
Azukiが販売される前からDiscordでの交流や情報交換が活発にやりとりされていたのが成功の原因の一つになっています。
Azukiを購入して保有していると限定コミュニティ「The Garden」に参加できます。
コミュニティに参加することで限定イベントなどに参加できたり、購入者限定のNFT配布などの得点がもらえることがあります。
Azukiの場合は他にもファッションメーカーとコラボしたアパレルグッズの購入などもできるようになる予定です。
The Gardenは最終的にメタバースになり、自分の所有しているキャラクターで自由に街中を歩き回れるようになるようです。
「The Sandbox」などとのコラボレーションがあるかもしれません。
「ERC721A」を開発して公開
NFTを売買するためには、ガス代と呼ばれる手数料を払わないといけないんだけど、手数料の高さが問題になっていました。
Azukiでは、その手数料の高さを安くする仕組みとして独自システムのブロックチェーン規格「ERC721A」を開発して実装しました。
具体的には、一つのNFTを発行するコストで複数のNFTを発行できる仕組み。
それだけも便利なのですが「ERC721A」をオープンソースとして公開することで、誰でも自由に使えるようにしたのが他にはない特徴です。
公式サイトでイラスト検索できる
Azukiの公式サイトでは販売された10,000作品をアイテムごとに検索条件で調べることができます。
例えば、服装の「GOLDEN CAT KIGURUMI」で検索するとこちらの5件が表示されます。
10,000作品の中に5つしかないので希少価値が高くなってますね。
史上最高価格で落札されたスケートボード
2022年10月23日にAzuki NFTの「Golden Skateboard」オークションがあり最高額309ETHで落札。
309ETHは約7200万円!
The results of the Azuki Golden Skateboard auction are in.
— Azuki (@AzukiOfficial) October 23, 2022
After 24H+ of fierce bidding (especially in the final moments), we have our top 8 Golden Skateboard auction winners. Let’s extend our warm & heartfelt congratulations to the winners!
Thread below ???? pic.twitter.com/SxAOjhVTVn
8個のスケートボードが全部売れたわけだけど、1位が309ETHで、一番低い8位は200ETH。
購入価格に差があるけど、上位の人は価格分の特典とかあるのかな?
このNFTのスケートボードは、24金で塗装された本物のスケートボードと交換できるという特徴もあります。
Azukiを生み出した「Chilu Labs(チルラボ)」
Azuki NFTの生みの親はアメリカの「Chilu Labs(チルラボ)」というグループで、ほとんどのメンバーは匿名だけど実績豊富な人材ばかり。
大ヒットゲーム「Overwatch」のキャラクターデザインをしていた「アーノルド ツァン」さんも参加してるとか。
日本アニメのような作風ですが、日本人のメンバーはいないようです。
まとめ
Azukiは日本アニメとストリートをモチーフにしたクオリティの高いジェネレラティブNFTです。
OpenSeaのマーケットプレイスで高値で取引されています。
今後のNFTアートの購入に興味がある方は、Azukiさんのプロフィールをチェックすることをおすすめします。