イラストの仕事がしたいなら、その気持ちを仕事を依頼したい人にしっかりと伝えることが必要です。いくら、「仕事がしたい!」と心の中で叫んだところで誰の耳にも届きませんからね。インターネットを使ってブログやホームページで仕事の依頼を募集するなら、ポートフォリオを準備しましょう。

仕事の問い合わせがくるポートフォリオとは?

ポートフォリオとは英語で書類を運ぶ平らなケースって意味になりますが、イラストレーターが使う時にはこれまでに描いた作品や実績がわかる作品集のことです。直接、企業や出版社へ売り込むなら、担当者に渡せる印刷したポートフォリオがあると話がスムーズです。ブログやホームページにも同じポートフォリオを掲載しておけばネットからも仕事の依頼がくることがあります。

例えば、あなたがポートフォリオで着物姿の女性イラストを掲載していれば、和服専門誌を発行している出版社の担当者がイラストが必要になったときに仕事の相談がくるかもしれません。

ポートフォリオはイラストレーターの実力を伝えるために最適なので、できるだけ多くの作品を掲載しましょう。

もし、ブログでイラストを公開しているなら、それがポートフォリオの変わりになりますが、イラストレーターを探している依頼人も1つ1つ記事をチェックしてイラストを確認するのは大変だし、他の仕事が忙しくてゆっくり見ている時間はありません。イラストに興味を持ってもらえたら、すぐに他のイラストも見れるように一覧ページを作っておくとクライアントもストレスなく問い合わせができます。

ポートフォリオはどのように作って、何を書けば良いか?

ポートフォリオを作った方が良いと言ってもどうやって作れば良いのかわからないと思います。イラスト作品をただ並べただけでも良いのですが、あなたがイラストをどのようにして描いたのかがクライアントに伝わるように書くと作品への想いが担当者へ伝わり好印象を持ってもらえます。その結果として仕事につながりやすくなるので、ポートフォリオを作る時にはこれらの点を気にしてみてください。

印刷したポートフォリオを作る場合は、紙はA4サイズで1ページに1作品。印刷した紙はクリアフォルダーに入れてバラバラにならないようにしてください。1ページに4作品とかを入れたくなるかもしれませんが、それだと1つの作品が小さくなってしまいイラストがよく見えなくなり細部が確認できなくなってしまいます。

また、ポートフォリオの大きさは特に決まっていないのでA4サイズ以上でも良いですし、家庭用プリンターではなくキンコーズなどの印刷会社を利用すると完成度が高くなります。この仕事は絶対に取りたいという時にはクオリティの高いポートフォリオを作ってください。

掲載するイラスト作品には、作品のタイトル、使用ソフト、制作時間、制作時期、想定している使用用途(ゲーム、広告など)を書いておくとクライアントがあなたのスキルがどの程度なのかを判断しやすくなります。

■ポートフォリオに載せる情報

  • 作品タイトル
  • 使用ソフト
  • 作業時間
  • 制作時期
  • 想定している使用用途

ポートフォリオでやってはいけないこと

あなたの実力を伝えるポートフォリオですが、あなたが描いた作品だからといって何でも掲載すれば良いわけではありません。

公開禁止の作品を載せる

イラストの仕事を実績として載せる場合、そのイラストを実績として公開して良いかをクライアントに確認せずに公開してはいけません。もし、公開禁止の作品をポートフォリオで載せた場合、あなたは約束を守れないイラストレーターと認識され、どんなに実力があったとしても仕事を依頼されることはないでしょう。最悪の場合には、訴訟や賠償金問題にまで発展してしまいます。

アニメや漫画などの版権イラストしかない

好きなアニメや漫画のキャラクターを描くのは良いですが、依頼されるイラストはオリジナルを描いて欲しいので、あなたがオリジナルイラストが描けるのか実力がわかりません。また、版権イラストを作品事例として紹介すると商用利用となるので、著作権違反になる可能性があります。印刷したポートフォリオに使うなら私的流用扱いになるという話も聞きますが、ほとんどクライアントは著作権問題を気にするのでオリジナルイラストだけを載せることをオススメします。

古い作品しかない

掲載している作品が5年も10年も前の作品では現在の実力がわかりません。できるだけ最近の作品、1年以内のものを多く掲載するようにしましょう。

ラフやデッサンの未完成の作品しかない

ラフやデッサンのアイデアスケッチ的な作品だけでは、着色して完成した時にどうなるのかがわかりません。どんなにラフやデッサンの完成度が高くても、完成するとぜんぜん印象が違うというのはよくあるのでクライアントとしては完成した作品が見れなければあなたの実力を判断できません。ラフやデッサンを載せるのであれば、完成した作品も一緒に掲載しましょう。

以上が、仕事につながるポートフォリオを作る時のコツです。
これを見ればあなたの実績や実力が丸わかりになるわかりやすいポートフォリオを作ってください。